香港に海外送金するために、まずは現地の銀行口座を開設する必要があります。
この記事では、下記について詳しく紹介してきます。
これから香港の銀行口座を開設される方の少しでも参考になれば幸いです。
- 銀行口座、窓口での開設の流れ
- 開設に必要な書類
- 開設までの期間
- 開設後
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銀行の選択
銀行口座の開設にあたってまず重要なことは、どの銀行で口座を開設するか決めることかと思います。
HSBC、スタンダードチャータード、シティ銀行などが有名なところですが、給与振り込みに特定の銀行が指定されていなければ、ご自分の好きなところで良いかと思います。
私は、米国にいた時にもお世話になっていた、HSBCにしました。
銀行を決めたら、早速窓口に行きましょう。
私は、会社の近くにあるHSBCのHarbour City Branch(ハーバーシティ支店)にて銀行口座の開設を行いました。
HSBCには、普通の支店と、”Premier”というお金持ち(お金を多く預けている:100万香港ドル以上の預金が必要)用の店舗がありますので、ご注意ください。
“Premier”口座を開くのはちょっとした夢ですが、私は間違いなく普通の店舗での銀行口座開設でした。。。
窓口へ行く前の事前準備
銀行に到着したら受付番号発行機へ向かい、新規口座開設を選択します。
受付番号発行機には、店舗の担当者がいていくつか質問を受けます。
私の場合は、
担当者:「今日はどのようなご用件でしょうか?」
私:「銀行口座開設です」
担当者:「香港で働いていますか?」
私:「今は日本で働いていますが、5月から香港の部署で勤務を開始します」
*銀行口座を開設したのは、2018年の12月頃だったと思います。まだ所属は日本でしたが、香港出張のタイミングで銀行口座開設にトライしました。
担当者:「現在香港で働いていないと、香港の銀行口座は開設できません」
私:「会社の給与振り込みで必要になり、次にいつ香港にこれるかわからないので、今日開設したい」
担当者:「Employee Offer Letterはありますか?」
私:「はい、あります。」
担当者:「わかりました。では、番号を取得してお待ちください」
上記のようなやり取りが、受付番号発行機近くでありました。
なぜ銀行口座を開設するのか、しっかり理由を準備しておきましょう。
また、その理由を証明できる書類をしっかり準備して持参しましょう。
- 銀行口座を開設する理由
- 上記の理由を裏付ける資料
あとで会社の人に聞いたのですが、その人が銀行口座開設に行ったときは(この人も香港以外から来ている人です)、「実際に働き始めてからでないと銀行口座は開設できない」とお断りされたとのことでした。
Employment Offer Letterを見せてもダメと言われたそうなので、人によっては上記の事前準備をしていても、開設が出来ない可能性があるようです。
どちらにしても、断られないように事前準備をして行った方が良いのは、間違いありません。
窓口での銀行口座開設の流れ
番号が呼ばれて窓口に行くと、担当者が先ほどと同じような質問をしてきます。
銀行口座開設理由、Employment Offer Letterの提出、パスポート提示等など。。
香港IDはまだもっていませんでしたが、パスポートの提示のみで問題ありませんでした。
口座の住所や電話番号を記載するところがありましたが、会社の情報で大丈夫とのことでしたので、その通りに記入しました。
あとは特別なこともなく、その場でATMカードが発行されるので、ATM機でPINコードの設定を行って完了です。
ほとんど待ち時間もなく、1時間ほどで全て完了したように思います。
注意点というか、私が苦労した点は、香港の方が話す英語へ慣れていなかったので、たまに聞きにくい時があり、何度か聞きなおしたりしたことでした。
香港での印象として、英語がとても早口な気がします。
これは、数か月住んだ今でも同じ印象をもっているので、おそらく香港全体的にそうなんだと思います。
開設費用?口座維持手数料?
開設にかかったお金はゼロです。
維持手数料も今のところゼロです。
今回作成した口座は”Advance”というタイプで、直近3ヶ月のTotal Relationship Balance(平均預金額のようなもの)が20万HKDを下回ると毎月120HKDかかります。
口座維持に毎月120HKDは大きすぎるので、20HKDの維持が必要ですね。
*2020年5月現在、Advanced口座の維持手数料が無くなりました。ただし、20万HKDを下回る期間が続くと、下の口座タイプへ変更するよう連絡が来るようです。
詳細は、近くのHSBC支店で確認しましょう。
私の場合は、キャンペーンで1年間は口座維持手数料が無料でしたので、1年間かけて20万HKDを貯めるという目標が出来ました。
香港の銀行口座 開設後
開設後ですが、インターネットでアカウントログインができるようにしておくて便利です。
家賃の支払いや、クレジットカードの申し込みは全てオンラインで完結します。
家賃支払いについて、相手先の銀行はHSBCではありませんが、振り込み手数料は一切とられていません。
これは地味に嬉しいですね。
まとめ
今回は、香港での銀行口座について解説しました。
これから香港で働かれる方の少しでも参考になればと思います。
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