前回のまとめ
さて、前回の記事で香港での暮らし方について、ホテル住まいとサービスアパートメントについて紹介しました。
サービスアパートメントでの短期間滞在を通して、香港での暮らしに慣れるというのが一番適しているように思いましたが、私はその選択はしませんでした。
香港部署に現地採用という契約形態になったので、最低でも2年間は香港の地で暮らす!!!と決めたので、だったら最初っから賃貸を契約してしまおう、ということになったからです。
香港での賃貸契約
香港の賃貸契約は日本のそれとは若干異なります。
- コンドの部屋ごとに基本的にオーナーが異なる
- 契約の1年目は解約が出来ない
- 家賃交渉は直接オーナーと行う
- 部屋探しは引越しの2週間前から(早くても3週間前)
コンドの部屋ごとに基本的にオーナーが異なる
これは、そのままの意味で、同じコンドミニアムでも部屋ごとにオーナーが異なるのが普通です。
ですので、内装はもちろんのこと、家具やベッド、キッチン、お風呂などのデザインが、オーナー事に全く異なりますし、契約内容(修理の負担や、家賃の振り込み方、問題発生時の対応など)も全て異なります。
気に入った、コンドが見つかったら不動産屋の担当者に他の部屋が賃貸にでているか確認するのがベストです。
契約の1年目は解約が出来ない
契約自体は通常2年間になります。
しかしながら、最初の1年間は基本的に解約はできません。
日本に急遽帰ることになっても、最初の1年分の家賃は支払う必要があります。
契約の2年目から、1か月前の連絡でテナント(借主)側から解約することが可能になります。
この1年縛りというのがあったので、最初はサービスアパートメントにしようと思いましたが、2年間はがんばるという決意をしましたので、賃貸契約を選択しました。
家賃交渉は直接オーナーと行う
物件によっては、家賃交渉が可能です。
ただし、その物件を契約する前提での家賃交渉になります。
交渉をしてオーナーが値段を下げてくれたのに、他の物件をみてから決めたいという返答をするのは、オーナーにとって良くありませんし、不動産屋を間に入れて交渉した場合は、それ以降の交渉は受け付けてもらえなくなると思っていた方が良いかと思います。
私の場合、とても良い物件が見つかったので当日中に不動産屋へ連絡し、14,000HKD(本家賃は14,500HKD)であれば即契約すると伝えたところ、すぐにオーナーも了承してくれました。
この辺は、スピードと決断が物を言います。
部屋探しは引越しの2週間前から(早くても3週間前)
これは、一番苦労したところです。
日本ですと、引っ越し1か月半位前から部屋探しを始めるかと思います。
私もその気分でいましたが、「引越の2~3週間前にまた連絡してねー」って回答で 不動産屋からは門前払いでした。
香港の賃貸はとても高いので、オーナーが空き室日数をできる限り短縮したいために、部屋が空いたら即次の入居者が入るということが通常です。
ですので、内覧から実際に引越しをする日まではおよそ2~3週間と考えておいた方が良いです。
私も、内覧をして2週間後に契約・引っ越しを完了させました。
香港での賃貸の探し方
さて、香港での部屋探しの始め方ですが、通常は不動産屋を頼ります。
友達の紹介やシェアハウスとなりますと、話しは変わりますが通常は不動産経由になります。
日本語対応可能な不動産屋さんもありますが、私の探している家賃帯(15,000HKD位)はおそらく取り扱っていないので私の選択肢にはありませんでした。
はい、地元の不動産屋を私は頼りました。
香港の土地勘が無いので、会社の人に代替の場所を聞いて3つのエリアに絞りました。
香港空港近くの、トンチョン(Tung Chung東桶)、ホンハム(Hung Hom)、そしてツェンワン ウェスト(Tsuen Wan West)。
まずトンチョンですが、海外出張の多い私としては空港から10分程にあるこの地はとても魅力的でした。
香港中心部とは異なり広い部屋が多く、印象としては一番良かったです。
ただ、ファミリー向けの賃貸がほとんどで一人暮らし用の1LDKなどが見つからず断念しました。
ファミリーで海外出張が多いのであれば、選択肢の1つとして良いと思います。
ツェンワンウェストは、Austin Stationから2駅でにある駅で、TSTエリアに会社がある私としては立地的に大きなメリットがありました。
イオンや大型のモールもあり、住むにはうってつけな場所でした。
街自体も新しい印象がありながら、建物間のスペースはTSTエリアより広くとられているので、狭い町という印象はありませんでした。
しかし、家具付きの部屋というのが無く、私の選択肢からはこちらも外れました。
家具無しできれいな新築賃貸をお探しの方は、ツェンワンウェストは良いと思います。
で、結局ホンハムエリアをメインに探し始めました。
インターネットを使った香港の賃貸探し
ホンハム周辺をメインで探そうということは決まったのですが、不動産屋も知らないし適当に歩いて地元の不動産を探すのもめんどくさい。
なので、インターネットを使って大まかな場所と、不動産屋をさがすことにしました。
私が使用したサイトは、2つです。
1つ目が、「28Hse」というサイトです。
最終的には、こちらに掲載されていた物件を問い合わせた不動産屋で賃貸契約を行いました。
2つ目が、「Spacious」というサイトです。
こちらは、ちょっと値段が高めの物件が多いように思いました。
28Hseでの物件の探し方はとても簡単です。
Rent、Area、Price Rangeを選択しサーチを押すだけです。
私の場合は、「For Rent」「Hung Hom/Whampoa」「10,000~20,000」を検索条件に入れてサーチをかけただけです。
すると、条件に該当する物件がでてきますので、写真などで確認していきましょう。
注意点がいくつかあります。
まず、GFAのサイズはあまりあてにしない方が良いです。
GFA( Gloss Floor Area)は、共有エリアも含まれたサイズなので、正直意味がないです。。。
SA (Sale-able Area)が、実際の部屋サイズになりますのでこちらを確認しましょう。
物件によっては、GFAしか記載がない場合がありますので、その時はおおよその部屋サイズを推測しましょう。
また、Management Feeが家賃に含まれているかも、しっかり確認しておきましょう。
含まれている場合は、「 Included gov rates and management fee 」という文言が、物件の詳細欄に記載されています。
さて、良い物件だなぁと思ったら早速連絡をしてみましょう。
不動産屋さんの、What’s upの番号が物件詳細欄に記載されているので、質問や内覧希望など連絡してみましょう。
中には、オーナーが直で掲載している物件もありますが、その場合は28Hseに登録していないと連絡ができなかったりしますので、不動産屋に直接問い合わせる方法をお勧めいたします。
次回は、不動産屋さんに問い合わせた後の流れを紹介いたします。
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