英語って難しいね
いつも難しい単語を使って英語を話す香港の友人に、「どうやって英語勉強したの」と聞いてみました。
とてもためになるコツを教えてもらいましたので、忘れてしまう前に備忘録の意味もこめて紹介します。
英語を話す機会がある方は一度試してみてください。簡単に頭の中に英語が入ってきますよ。
英語を話す機会がある方、ボキャブラリー不足に悩んでいる方、英語を自信をもって話したい方、ぜひお試しください。
日本の英語力は88か国中49位で、「低い」
下記の記事にも書きましたが、アジア各国へ訪問して感じるのは、どの国の人も「日本人は英語が話せない」と思っている方が多いということです。
EF EPIの英語能力指数2018をみると、日本の英語力は88か国中で49位というのがわかります。
アジア地域だけでみても、香港、韓国、中国、台湾よりも日本は低い順位に位置しています。
EF EPIは、読解力とリスニング力を測るテストですので、各国の英語への適応能力を調べるのに良いデータとなります。
日本は英語力が「低い」と判断されていますので、先の各国の現地の人の印象は正しいことがわかります。
なぜ日本は英語力が低いの?
では、なぜ日本は英語力が低いのでしょうか。
答えについて私は良くわかりませんが、今までの経験から「日本人の前で英語を話すことに慣れていない」というのが1つ理由としてあげられると思います。
日本では英語って小学生から習っていますので、大学卒業まで英語を勉強したと考えると10年以上は勉強しているのですよね。
学生の時の英語のクラスを思いだしてください。
クラスの中に発音がうまかった人、1人位いませんでしたか?
私のクラスには1人いました。
英会話教室に通っている子でした。
ただ、その子が英語を話すと「何その発音、かっこいいね~」とか「外国人ぶってるの~」とか茶化す子がいませんでしたか?
日本の教育って、人と違うことをするのは中々認められませんよね。
私はそれが1つの理由ではないかと思っています。
ちなみに今はどのように学校で英語教育が行われているのかわかりませんが、英語を読む・書くというのは誰もが出来るのではないかと思います。
「チキンは日本語で何?」と聞けばほぼ100%日本語訳を答えられると思います。
ただ、多くの人はレストランで「チキンを英語でオーダーする」ことが出来ません。
やはり、英語を聞く・話すに慣れていないからではないでしょうか。
とりあえず英語で話しかけてみる
私は今でさえ、香港の外国資本の企業で働いていますが、高校3年時の英語の成績は5段階中2でした。
英語力が低い国での成績が2ですので、どの程度の英語力か想像がつくと思います。
ただ、今は学会でプレゼンもしますし、会議や交渉も英語でします。
インターネットを調べているとよく「2か月で英語がペラペラに」とか「1日10分で英語が話せるようになる」とか見かけますが、そもそもペラペラってどの程度の英語力を指しているのかいつも疑問に思っています。
日常会話でも、レストランでオーダーするのと銀行でローンの交渉をすること、はたまた同じレストランでのオーダーでも電話でオーダーする時など、その場その場で英語力って違うと思います。
ですので高校英語成績2の私からすると、みんな話せるじゃんって思います。
ただ話すのに慣れていないだけで。
私が英語の環境にきて一番力を入れたのが「とりあえず自分から英語で話しかけてみる」ということでした。
今の会社の日本支社に在籍していた時よくあったのですが、本社の人間との英語での会議の場合、基本的に日本人は話しません。
多くの理由が「英語ができないから」です。
「英語ができないから」英語を話さないのではいつまでたっても話せませんね。
ですので私は、会議では1度は必ず発言をすると心に決めて出席するようにしました。
きれいな英語を話すことは一切ないんですね。
本社の人間は、母国語が英語でない我々日本人が一生懸命英語を話してくれることに対して、とても喜んでくれます。
もちろん質問の内容が一番重要ですが、まず第一歩は英語で質問をしてみるということを試してみるのはいかがでしょうか。
同じ質問でも言い回しを変えてみる
英語で質問する癖をつけると、少しづつ英語を話すことに慣れてきます。
そうすると、同じようなシチュエーションで英語を話すことが出てきます。
例えば、仕事であれば英語での会議や情報共有ですね。
そんな時、毎回同じ英単語ではなくて、時には違った英語を使ってみるのが良いかもしれません。
これが私が香港の友人から聞いた勉強法でした。
いつもと違い言い回しで英語を話そう
どういうことかというと、例えば「あのお客さんうちの商品に興味もっているみたいだよ」って話しを営業にするときは、おそらく
「They are interested in,,,」
って感じになると思います。
似たような会話って多くないでしょうか。
「あのお客さんも興味持っていたよ」って会話です。
ですので、次に同じようなお客さんがいた時は、例えば
「They have a keen interest in,,,」
って言ってみるとどうでしょう。
さきほどと、言い回しが変わって英語のレパートリーが増えませんか。
意味は完全に一致はしませんが、「keen interest」で「強い関心」ですので、話し相手もより興味をもってくれるかもしれませんね。
私はこれを癖にして、今まで使ったことも無いような単語を使ったりしてボキャブラリーを増やしています。
まとめ
英語は話せないというよりも、一番は日本人の前で英語を話すことに慣れていないのが課題だと思います。
今回ご紹介したように、英語を話すことに慣れてみて、沢山のボキャブラリーを増やしていきましょう。
コメント