
前回のまとめ
前回の記事で、香港での賃貸探しにお勧めな28Hseの使い方について紹介いたしました。
フィルタを使用して、気になる物件を探して、いいなと思ったら不動産屋さんに連絡するというところまでお話ししました。
不動産屋との連絡方法
28Hseで良い物件が見つかったら不動産屋へ連絡しますが、通常はWhats Upを使用しての連絡となります。
日本の場合、Lineが連絡手段として浸透していますが、香港ではWhats Upです。
スマートフォンにインストールしていない場合は、すぐにインストールしましょう。
28Hseもスマートフォンアプリがあるので、そちらをインストールしておくことをお勧めします。
28Hseのアプリから、不動産屋さんの担当者のWhats Up番号を選択すると、下記のように自動的に物件転送メッセージが開かれますので、そのまま担当者に送信します。

送信すると、1時間以内にだいたい返事がきます。
私が契約したところは、数分で返信がありましたが、送信した担当者が英語ができなかったので、英語ができる別の担当者の番号を紹介してくれました。
あまりに、返信が遅いところ(数時間後等)は内覧などのスケジュールどりも遅いと思いますのであまり回避した方が良いように思います。
あ、あと忘れてはいけないのですが、メッセージを送るとほとんどの担当者が
「人種は何?」
と聞いてきます。
担当者に聞いたところ、人種である程度どのような物件(きれいさ、広さ、価格帯など)を紹介するか判断しているとのことでした。
この不動産屋さんはローカルの香港人をメインに商売しているとのことで、日本人が来たのは初めてといっていました。
他にも、「なんで部屋を探しているのか?」や「仕事はどこで、どのような業種か?」「2年間契約できるか?」など、細かい質問をしてきますので、自分の状況を説明します。
正しく答えることで、不動産屋さんの担当者もいくつかの物件を探すことができるので、正確に答えてあげるのが良いと思います。
私はこのおかげで、良い物件が見つかりました。
やり取りの最後に、内覧の予定を決めます。
ここまでは、全てWhats Upのメッセージでやり取りを行いました。
28Hseで物件を見つけて担当者に問い合わせてから、1時間以内には内覧の予定が決まりました。
香港での賃貸における内覧①
内覧当日、朝から担当者から「今日は15時から内覧の予定だけど大丈夫だよね?」と確認のメッセージがありました。
事前確認を怠らない素晴らし担当者だと思いましたが、お昼にもまた「今日よろしくね。15時だよ」と連絡がありました。
それで、1時間前の14時にも、「15時だよ」って連絡がきました。
なんか、せかされているような印象を受けましたが、あとで香港の人に聞いたらそれが通常とのことでした。
契約前の不動産屋さんはめちゃくちゃ張り切って仕事してくれて、契約が終わったらシーンとするらしいです。
実際そうでしたので、この切り替えは素晴らしいですね。
さて、15時に不動産屋へ到着しましたら、担当者がまっておりましたので簡単に自己紹介して、さっさと物件へ行くことになりました。
この日は、3つの物件を回りました。
オーナーさんがカギを持っていますので、各物件の前でオーナーさんと待ち合わせをして内覧を行います。
内覧で実際にオーナーさんに会えるので、人柄などを確認しておくとよいかと思います。
香港の物件は即決!!
3件のうち、1件とても良いところがありました。
いわゆる高級コンドで、ファミリー層向けの部屋タイプが多い中でのレアな1ベッドルームの部屋が空いていて内覧することが出来ました。
プール・ジムあり、クラブハウスあり、最上階にテラスあり、年末はテラスから花火がみれる、バス停から近い、家具もそこそこついている(冷蔵庫、ベッドフレーム、ソファ)、シャワー室にテレビ付き、家賃14,000HKD。
今書いていると、即決じゃん!!
って思いますが、なにせ香港での物件探しを始めて1件目ということもあり、即決せずに他の物件も見てみることにしました。
残り2件を見て回りましたが、1件目の印象が強烈だったので、その物件と契約するとその日に担当者へ伝えました。
担当者も、速攻でオーナーに連絡してくれたのですが、どうやら私のあとに内覧した人が、即決したとのこと。。。
わずか数時間の差で、こんなことになるなんて。。。
香港の家賃は良い物件があったら即決!!ってのは、事前情報として調べていましたが、まさか自分が体験するとは。。。。
貴重な体験でした。
良い物件はすぐになくなります。
この記事を読まれている方は、良い物件に出会ったら即決を意識しましょう。
ちなみに、物件を内覧すると不動産屋さんから書類にサインを求められます。
これは、この不動産屋が物件を紹介したという履歴になります。
香港の場合、最初に物件を紹介した不動産屋が、テナントとの交渉権を得るという仕組みになっています。
ですので、後日同じ物件を他の不動産屋さんから紹介をしてもらって、家賃が安かったとしてもそことは契約ができません。
物件契約ではありませんので、サインしましょう。

香港での賃貸における内覧②
さて、前回の失敗は正直一週間ほど引きずりました。
なぜ、即決しなかったんだと。。。
会社の人に話してみましたが、よくあるとのことでした。。。
そんな中、不動産屋さんの担当者から、良い物件がでてきたから週末見に行こうと連絡がありました。
この担当者は私の好みがわかっているようで、きれいなコンドを探してきてくれました。
事前に写真も送付されてきたので、とても期待して内覧へ向かいました。
立地はちょっとバス停から離れ、小さいジムで、プールもありません。
どうしても、1件目の物件と比較してしまいます。。。
ただ、バルコニーが2つ(香港だとおそらく珍しい)、浴槽付き、家具付き、そしてベッドルームはオーシャンビュー!!
賃料は14,500HKDで、1件目よりも上がりますが、おそらくこれ以上の物件はないと思いましたので、即決しました。
担当者に、即決で初期費用全額現金で即支払いするから、家賃交渉お願いしますと言ったら、家賃が14,000HKDになりました。
年間に換算するとこの額は大きいですね。
他の担当者にはあったことがありませんが、良い担当にあたったかと思います。
この物件のオーナーは、別の不動産屋さんに物件紹介をお願いしているので、その不動産屋さんへみんなで(私側の不動産屋担当者、オーナー、私)いき、仮の契約書にサインしてその日は終了。
仮の契約書ですが、オーナーとテナントの情報、家賃などの情報が書かれているくらいの簡単な内容の書類でした。
本契約は鍵を受けとるときに行いますが、私の契約書は本当に簡単なものでした。
オーナーとテナントの情報、家賃・デポジット金額、部屋に備え付けの家具などが記載されていて、備品の故障時の修理金額負担割合などは一切記載がありませんでした。
オーナーも不動産屋も信頼できる人だと思いますので、特にこの辺は確認せずに本契約しました。
実際に不具合や故障が発生した時に、どのような対応になるかわかりませんが、とりあえず良しとします。
まぁ、ここまで来たら契約しないという選択肢はありませんからね。
内覧から入居まで
入居までの流れ
さて、香港での賃貸探しの流れをもう一度おさらいいたします。
- 賃貸の予定地域を絞りこむ(3エリア位)
- インターネットで、物件検索
- 物件を担当している不動産屋さん担当者もしくはオーナーへ直接連絡
- 内覧
- 仮契約
- 本契約(鍵の受け取り)
私の場合ですが、2019年5月からの入居を予定していましたので、一番最初の内覧日は4月21日でした。
ただ、21日の内覧で物件が決まらなかった(即決せずに逃してしまった)ので、会社に2週間のホテル住まいを了承してもらい、その間に再度内覧するという流れになりました。
この辺は、会社がどの程度理解してくれるかが重要ですね。
2回目の内覧が、確か5月5日でした。
そこで、仮契約を行い、5月12日に初期費用全額支払いし鍵の受け取りを行いました。
本契約は5月18日ですので、12日~18日はフリーレントという扱いになります。
初期費用の振り込みは本契約日に行っても良いのですが、鍵の受け渡しは初期費用の全額振込が終わってからですので、早めに振り込んでしまえばその分フリーレントという形で荷物移動などの時間が取れます。
簡単にまとめますと、
- 4月21日 内覧 1回目
- 5月5 日 内覧 2回目、仮契約
- 5月12日 初期費用全額支払い
- 5月18日 本契約開始
という流れでした。
5月18日にスーツケース1つをホテルから移動して、私の香港生活が始まりました。
初期費用
初期費用は、
- 不動産屋手数料(0.5か月分) 7,000HKD
- デポジット(2.0か月分) 28,000HKD
- 家賃(1か月分) 14,000HKD
でしたので、トータルで49,000HKD (当時のレートで約71万円)でした。
香港に来たばかりでのこの出費は本当に痛いですね。
全額現金払いでした。。。
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