MBAに興味があるけど、仕事と両立して勉強できるかな?
名刺交換した時に、MBAって学歴がついているとちょっとカッコよくないですか。
「MBAがあるからって仕事ができるわけではない」
「MBAをとることが大事ではなくて、とった後が大事なんだよ」
ってよく言われていますが、私の場合は名刺にMBAの学歴があったら、「MBAという学歴をとる学校へ行くという決断をし、その目的を達成できた人」というイメージです。
なんでもそうですが、自分で決断し目的を達成した人というのは少なくとも努力される方ですので、ある程度の信頼はおけますね。
ちなみに、私の名刺は、
Takeshi Susu, Ph.D.
です。
名刺に書くためだけに4年間仕事と両立をがんばって「Ph.D.」とりました。
Ph.D.は研究が大前提なので、多くの大学院生は「研究がしたい」という目的で院に入っているので、「学歴のため」という人はあまり良い目で見られませんね。
ただ、私の目的は純粋に「Ph.D.」という学歴欲しさに、それだけを目標に4年間継続して勉学に励みました。
たった3文字の学歴ですが、あるかないかは私の仕事上超重要でした。
ちょっと脱線しましたがMBAはどこで提供しているのか、年間授業料は、どういったことに注意して学校選びをした方が良いのか、疑問にお答えします。
MBAって海外の企業ではどんな評価?
私の働いている米国資本の企業は、従業員が1万人ほどで本社は米国にあります。
管理職になる人たちは、社内人事で管理職に昇進する人と社外から管理職として入社する人の2つのパターンがあります。
社外からくる人で、別の分野からくる人はほとんどがMBAの学歴持ちです。
また、社内人事で昇進する人も働きながらMBAをとるパターンが多いです。
会社を走らせているCEOやVPなども、その多くはMBAを取得されていますね。
「MBAがあれば昇進できるか」というのは話しが違いますが、ビジネスを管理したり会社を運営する立場に立つには、やはりそれなりにビジネスの知識やセンス(数字の読み方がわかる)が求められます。
そういったビジネスの知識やセンスを働きながら学ぶこともできますが、MBAを通じてその基礎を学ぶといったことが評価されているのだと思います。
ただこれは、社内間の話しで、他社の人と話しをするときは正直MBAが名刺に書かれてあっても何も感じません。
MBAは働きながら両立がベスト
MBAに興味を持ち始めたら次はどこで、どうやってとるのか悩みますね。
いくつかの方法があると思いますが、社会人であればオンラインMBA一択だと思います。
もちろん会社が全面的にサポートしてくれる(金銭だけではなく、通学なども含めて)のであれば、通学タイプのMBAスクールで良いと思います。
ただ、おそらくほとんどの社会人が、会社に勤めながらMBA取得をめざすのではないでしょうか。
というのも、働きながらMBAスクールを受講するのは大きなメリットがあるからです。
金銭的なメリット
働きながらMBAスクールに通う最も大きなメリットは金銭面ではないでしょうか。
会社を辞めて2年間MBAスクールに通うことも可能ですが、やはり収入がゼロになってしまうのはとても不安だと思います。
働きながらMBAスクールに通えば、定期的な収入を確保しながら通えますので金銭的な心配はなくなります。
学習面のメリット
働きながらビジネスを勉強しますので、学んだことをすぐに仕事に生かすことが可能です。
さらに、働いて学んだことを学習に落とし込むことが可能になりますので、これ以上効率の良い勉強法、実践法は無いと思います。
卒業後の就職メリット
就職というよりも、すでに働いている場所がありますので、一度退職して就活するという作業はなくなります。
また、MBA取得後に社内人事での昇進も見えてきますので、今の会社で上に行こうと思っている方には最適かと思います。
オンラインMBAが、仕事との両立でベストチョイス
さて、仕事との両立でMBA取得するとなると、今度は通学かオンラインかの2択になります。
通学の場合は、夕方以降や週末に学校へ通うようになりますが、毎週決まった時間を確保するのって、仕事をしている人の場合難しいですね。
学校に通うのは毎日同じ時間に仕事ができる方や、会社の方で勤務時間を調整できる方になります。
出張や毎週決まった時間に通えない方は、オンラインMBAスクールが一番適していますね。
オンラインMBAを提供している学校の探し方
オンラインMBAは日本もそうですが、米国やヨーロッパではとてもメジャーで多くの学校で提供しています。
有名どころの学校を調べがちですが、何を優先するかでどこの学校にいくかの選択肢がかわりますね。
私の場合、優先度が高い順にトップ3をあげると下記のようになります。
・年間授業料150万以下
・100%オンライン
・MBAを取りやすい
ではまず、年間授業料が150万以下のオンランMBAを見てみましょう。
年間授業料が150万円以下のオンラインMBA
下記のサイトでは、手ごろな価格のオンラインMBAを提供する50の学校を紹介しています。
聞いたことのない学校が多いですが、MBAをとるということに重きを置いている方は、どこでとろうが関係ないと思います。
それでも、やはり自分が行くオンラインMBAの学校が世界的にみてどのくらいのランクに位置しているかは気になりますね。
そんな時は、ファイナンシャルタイムズが提供している、オンラインMBAランキングを参考にしてみましょう。
米国のみならず、ヨーロッパの学校もランクインしていますね。
100%オンラインのMBAスクール
これを探すのはちょっと大変でした。
オンラインMBAの場合、「スクーリング」とよばれる実際に授業を受講する(物理的に学校に行って講義を受ける)時間が設けられている場合がほとんどです。
学校によっては、夏の2週間だけの参加など短期間の場合が多いですが、社会人の場合たった2週間でも海外の学校に受講に行くというのは難しいと思います。
ですので、オンラインMBAが100%オンライン(全てインターネットで完結)かは重要な要素となっています。
これは、インターネットで検索をしても、100%オンラインスクールのリストはでてきませんので、自分が気になった学校に実際に問い合わせるしかありません。
私が調べた中で、100%オンラインとうたっているのは下記の学校があります。
Edinburgh Business School, Heriot-Watt University(UK)
Edinburgh Business School, Heriot-Watt University(UK)こちらの学校は、授業料が年単位ではなく、受講コースごとになっています。
ですので、トータルコストが事前に見積もりしやすいです。
MBAとして卒業するまでに9つのコースを完了する必要があり、トータルで200万円くらいになります。
スクーリングもオンラインで完了しますので、実際に現地へ行く必要はありません。
コースを完了するためには、試験に合格する必要がありますが、各国にテストセンターがありますので、受講する場所に困ることはありません。
もちろん、日本にも香港にも受講センターがあります。
ただし、Triple Accreditation(3つのMBA認定:AACSB, AMBA, EQUIS)の内、1つも認定がありませんので、認定にこだわりのある方はお勧めできません。
Illinois College of Business(USA): iMBA
こちらの学校は、22,000USD以下でMBAがとれるとうたっています。
100%オンラインコースになります。
授業には、他の学生とのディスカッションも含まれていますが、全てオンラインで完了します。
iMBAプログラムは米国でも有名ですので、本格的にリーズナブルな価格のオンラインMBAの受講を希望されている方にはベストチョイスだと思います。
学校の情報収集は先任に学ぼう
インターネットでオンラインMBAを探していると、同じような情報を探している人に出会います。
そして、そんな人たちが集まって情報交換しているサイトがあるんですね。
検索画面に、自分が気になっている大学名を入れてみましょう。
その大学に関連するスレッドがでてきますので、そこから情報収集が可能です。
場合によっては自分でスレッドを立ててみると、回答がかえってきます。
私ははじめ、上記にもあるEdinburghを検討していました。
ただ認証が無いのでどうしようかと迷っていましたが、上記サイトで似たようなIllinoisの学校があるという情報を仕入れて検討してみることにしました。
まとめ
オンラインMBAを提供する学校をいくつか紹介してみました。
オンラインMBAと一言に言っても、実際に学校に現地の学校に行く必要がある場合もあり、事前調べは重要です。
金銭面、学習面、オンライン面など、あらゆる情報を仕入れて自分に最も適したオンラインMBAスクールを探しましょう。
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